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CROI2020 NAM

2020年3月14日

同性愛男性に対する米国の規制緩和以降も献血におけるHIVは増加していない

No increase in HIV in blood donations since US rules for gay men were relaxed

Image by Robert DeLaRosa / Pixabay.

米国当局の男性間性交渉者に対するガイドライン改訂後も、献血中においてHIV感染が検出される割合は最近も増加していないことが、CROI 2020で報告された。

献血による血液のHIVのスクリーニング検査を行うが、この検査はごく最近のHIV感染を検出できない「ウィンドウ期」があるため、結果としてごく少数ではあるが感染した血液が検査をすり抜けてしまう場合がある。男性間性交渉者(MSM)のHIV感染率は一般人よりもはるかに高いため、規制当局は、通常、MSMに献血を行わないよう求めてきた。このような制限について多くの同性愛や両性愛の男性は、不名誉で差別的だと感じている。

2015年、米国は政策を変更し、MSMが献血を行ってはいけない期間を一生涯から12ヵ月間に変更した。これは、最後に男性と性交渉した日から1年以上経過した男性は献血が可能となり、一方、ごく最近性交渉した男性は献血できないことを意味する。

米国の非営利の輸血医療機関であるVitalantの研究者らは、アルゴリズムを用いて、初めて献血した570万人分の血液から最近のHIV感染がどのくらい確認できるかを調査した。2つの時点(政策変更の15ヵ月前と15ヵ月後)に、初めて献血した血液から新規HIV感染が確認できる割合を算出した。

政策変更前は年間100,000人献血者あたり2.6症例、政策変更後は年間100,000人献血者あたり2.9症例であることが示された。この差は統計学的に有意ではなく、政策の変更によりHIVが検出される割合が増加したとのエビデンスはないと結論づけた。

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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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