2020年3月17日
Atlantaの黒人男性間性交渉者は白人よりもHIVのウイルス学的抑制率が60%低い
Black MSM are 60% less likely to have suppressed HIV than white men in Atlanta
Engagement Study(コミュニティベースの前向きコホート研究)では、2016~2017年にアトランタに住む398名のHIV陽性の黒人および白人MSMから臨床および行動データを収集した。半数の被験者は黒人であった。また、黒人男性33%と白人男性19%はウイルス学的抑制が得られていなかった。
年齢は、ウイルス学的抑制の差に寄与する制御不可能な因子であり、若い男性ほどウイルス学的抑制が得られていない傾向があった。その他の因子(医療機関へのアクセス、収入、居住安定性、マリファナの使用)は制御可能であった:。また、これらの因子には完全に人種的格差があった。
発表者であるColumbia UniversityのJustin Knox博士は、「HIV治療アウトカムに対する人種格差を減らすことに真剣に取り組もうと考えているならば、今回の結果はアウトカムに影響するターゲットとなる制御可能な因子が何であるかを示してくれた」と締めくくった。
関連サイト
本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。