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CROI2020 NAM

2020年3月19日

幼児の投与量に対する新しいアプローチ

New approaches for paediatric dosing

Child receiving tuberculosis medicine in South Sudan. UNDP South Sudan/Brian Sokol. Creative Commons licence.

世界保健機構(WHO)のガイドラインは、日齢28日以上の乳児に対する望ましい第一選択レジメンの一部として、液体のアバカビルを推奨しているが、月齢3ヵ月未満の乳児に対して承認された投与量はない。

CROI 2020で発表された南アフリカでの試験では、HIVに感染している正常および低出生体重の新生児に投与した1日2回8 mg/kgの用量のアバカビルは安全で有効であることが分かった。アバカビルは、乳児25名を対象としたこの試験で、ラミブジンおよびロピナビル/リトナビルと併用投与された。

もう1つの試験では、南アフリカの9つの観察コホートでアバカビルの安全性と有効性を調べた。2006~2017年に抗レトロウイルス療法(ART)を開始した月齢3ヵ月未満の乳児を組み入れた。ARTを開始した乳児1,275名のうち、931名はアバカビルを、344名はジドブジンを投与された。アバカビルを中止した乳児はジドブジンに比べて少なかった。アバカビルを生後1ヵ月で開始することや低出生体重児であることは、ウイルスの抑制に悪影響を与えなかった。

さらにもう1つの試験は、結核治療薬であるリファンピシンを服用しているHIV/TB共感染のある小児に対してドルテグラビルの用量を2倍にすることを支持していた。リファンピシンはドルテグラビルの有効性を減少させるので、ドルテグラビルの用量を2倍にする方針は、成人ではすでに確立している。これらは、小児においてこの方針を支持する最初のデータである。

この試験の研究者らは、小児31名で安全性試験を、小児17名で薬物動態解析を行った。リファンピシンと併用するドルテグラビルの用量を2倍にした場合、血中の薬物濃度は、リファンピシンなしで投与したドルテグラビルに匹敵する濃度となった。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。

This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

当コンテンツは、英国を本拠地とするHIV情報の慈善団体であるNAM Publicationsの著作権に基づいて制作し、許諾を得て掲載しています。 記事原文については、www.aidsmap.comでご覧頂くことができます。なお、その情報の正確性、適用性、完全性については、NAMは一切責任を負いません。

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