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aids2018 NAM

2021年3月12日

HIVカプシド阻害薬は、高度耐性HIVに感染している人に新たな選択肢を提供する

HIV capsid inhibitor offers new option for people with highly resistant HIV

Professor Sorana Segal-Maurer (right) presenting to CROI 2021.

CROI 2021で発表された試験によると、実験段階のHIVカプシド阻害薬であるlenacapavirは、治療を何度も経験した多剤耐性ウイルスの感染者で、急速なウイルス量の減少を引き起こした。

New York-Presbyterian Queens HospitalのSorana Segal-Maurer教授は、抗レトロウイルス薬の主要な4つのクラスのうち3つのクラスの少なくとも2つの薬剤に耐性のある72名を登録した第Ⅱ/Ⅲ相CAPELLA試験の結果を発表した。

最初の36名の参加者が、効果のないレジメンに経口のlenacapavirを14日間追加する群、またはプラセボ群に無作為化された。次に、全員が6ヵ月ごとの皮下注射で投与する非盲検のlenacapavirと、耐性試験にしたがって選択し最適化した基礎レジメンの提供を受けた。無作為化されなかったコホートの36名は、lenacapavirと最適化した基礎レジメンの投与を最初から受けた。

最初の14日間の終了時に、lenacapavir群の88%がウイルス量の少なくとも0.5 log10の低下を経験したが、プラセボ群では17%に過ぎなかった。2月末の時点で、26名が注射を受け26週間追跡調査されたが、そのうち19名(73%)がウイルスの抑制(50コピー/mL未満)を達成していた。

これらの結果に基づき、lenacapavirは治療を何度も経験した多剤耐性HIVの感染者にとって重要な薬になる可能性があると、この試験の研究者らは結論付けた。lenacapavirは、6ヵ月ごとに投与する長時間作用型抗レトロウイルスレジメンの構成成分になるか、長時間作用型PrEPとして単独で使用される可能性もある。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。

This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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