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aids2018 NAM

2021年3月15日

mRNAワクチンがサルをHIV様ウイルスから予防する

mRNA vaccine protects monkeys against HIV-like virus

Slide from Dr Peng Zhang's presentation to CROI 2021.

オンラインで開催されたCROI 2021での発表によると、非常に有効性が高いPfizer-BioNTechとModerna社のCOVID-19ワクチンに使用されたものと同じmessenger RNA(mRNA)によるアプローチは、HIVに対する予防でも有望である。

US National Institute of Allergy and Infectious Diseases(NIAID)のPeng Zhang博士らは、Moderna社と共同で、タンパク質作成の指示を届ける長さが短い核酸を送達するために、脂質ナノ粒子すなわち脂肪の泡を使用している。mRNAは細胞のあらゆるところに存在し、メッセンジャーとして働くことにより、その名がある。

この試験では、7匹のマカクザルが、2つのワクチンレジメンの1つを接種され、他の7匹はプラセボの注射を受けた。

7匹のサルは、最初に20週間にわたって、ヨーロッパと北アメリカで優勢なタイプであるHIVサブタイプBのmRNAを含むワクチン注射を3回受けた。次に、20週間にわたって東部および南部アフリカで優勢なHIVサブタイプAおよびCのmRNAを混合した2番目のワクチン注射を4回受けた。 3匹のサルはタンパク質のブースター接種も受けた。

その後、すべてのサルは13週間、毎週HIV/SIVハイブリッドウイルスに経直腸的に曝露された。

プラセボ群の7匹すべてのサルは、2回目の曝露後から1ヵ月半以内に感染した。ワクチン接種されたサルは、最初の約1ヵ月間はSHIVに感染しなかったが、その後感染し始めた。しかし、数匹は、すべての曝露後2ヵ月経った時点でも、感染していなかった。

感染のリスクは全体で85%減少した。mRNAワクチンのみを接種されたサルでは76%の減少、mRNAワクチン+ブースターのサルでは88%の減少であった。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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