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aids2018 NAM

2021年3月15日

南アフリカにおけるHIV感染者に対するターゲット・スクリーニングは結核の診断率を改善する

Targeted screening improves TB diagnosis in people with HIV in South Africa

Dr Limakatso Lebina (bottom row) presenting to CROI 2021.

CROI 2021において、University of WitwatersrandのLimakatso Lebina博士は、HIV感染者全員および結核(TB)のリスクが高いその他の人に対して活動性TBのスクリーニングを行うと、咳や発熱などのTBの可能性がある症状を有する人を検査する場合と比較して、TBの診断率が17%増加したと報告した。

南アフリカでは、毎年約15万例のTB症例が見逃されており、見逃された患者はTBと診断される前に死亡するか、他の人に感染させている。

資源が限られた状況下では、ほとんどがTBのスクリーニングを問診に頼っている。問診は、抗レトロウイルス療法を受けている人の中からTB症例を特定する方法としては不十分であり、また、HIVに感染している妊婦に対するスクリーニングとしてはほとんど機能しておらず、TB症例の70%が見逃されている。

アフリカ南部の国際援助機関と政府は、これまで15年にわたりGeneXpert診断プラットフォームに投資してきた。GeneXpert診断プラットフォームをTBの一次検査として用いてTBのリスクが高いすべての人をスクリーニングすることで、診断率を改善できる可能性がある。

Targeted Universal Testing for TB(TUTT)試験は、HIV感染者全員、過去2年以内のTBの既往歴を有する人、過去1年以内にTB患者と濃厚接触したと報告した人をスクリーニングすることにより、TBの診断率を25%増加させられるかについて調べるために考案された試験である。

この試験はKwaZulu-Natal州、Western Cape州およびGauteng州にあるプライマリヘルスケアクリニックで実施した。60のクリニックを無作為に分け、ターゲット・スクリーニングまたは症状がある人のみの検査のいずれかを実施した。この試験では、介入を実施したクリニックに32,000名の患者が登録され、そのうちの71%がHIV感染者であった。

検査を受けた患者のうち、6%がTB陽性であった。陽性率はHIV感染者では5%、TB患者の濃厚接触者では7.5%、TBの既往歴のある人では12.2%であった。

研究者らは、追跡期間中に標準治療を実施したクリニックと比較して、介入を実施したクリニックではTBの診断率が17%増加したと算出した。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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