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IAS2019 NAM

2019年7月23日

世界保健機構によるとPrEPサービスはSTIコントロールを高める可能性がある

PrEP services could enhance STI control, says World Health Organization

Jason Ong presenting at IAS 2019. Photo by Roger Pebody.

PrEPとSTIプログラムが互いに調和してより良い効果を生み出しており、曝露前感染予防薬(PrEP)が発売されてから性感染症(STI)の発生率は減少していることが分かる、とメキシコシティで開催された第10回国際エイズ学会(IAS 2019)において世界保健機構(WHO)の代表者らが報告した。

PrEPとSTIの関係についての多くの議論や研究が高所得国の同性愛男性に焦点を当てて行われているが、低所得国や中所得国におけるSTIコントロールが大きく改善する可能性があると本学会で報告された。

Monash UniversityのJason Ong博士は、WHOのためにPrEPプログラムにおけるSTIの発生率と罹患率に関する88件の論文についてのシステマティックレビューを実施した。

PrEPを服用したいと考えている人のSTI罹患率はすでに高く、ベースライン時のクラミジア、淋病および/または早期梅毒への罹患率は24%であった。また、PrEPを服用している間のSTI発生率も非常に高く、クラミジアの発生率は、世界平均が約3%であるのに対し、PrEPを服用している人では21%であった。

PrEPはSTIへのリスクが高くなる行動をとる人が注目する薬剤であるため、そのような人達にスクリーニングと治療を行うことが重要である。「PrEPプログラムは、包括的なセクシャルヘルスサービスを強化するための1つの方法であり得る」とOng氏は述べた。

しかし、PrEPプログラムにおける包括的なSTIケアの提供は多岐にわたる。STIの診断検査は多くの国で法外に高価であり、ほとんどのサービスは症状のある人を治療するだけであり、STIの大規模な治療不足を招いている。 PrEPを服用している人々のSTIの割合が高いことは、政策立案者、医療提供者、そして活動家がより良いサービスを生み出すことを促進するはずである、とスピーカーは示唆した。PrEPを服用している人ではSTIの割合が高いことから、政策立案者、医療提供者や活動家に対しより良いサービスを作り出すよう働きかけるべきであると発表者らは提案した。

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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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