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IAS2021 NAM

2021年7月20日

オランダのHIV感染者ではC型肝炎は事実上根絶された

Hepatitis C virtually eliminated in people with HIV in the Netherlands

Graph from Dr Cas Isfordink's presentation showing the decline in prevalence.

オランダのHIV感染者にとって、C型肝炎は直接作用型抗ウイルス薬による治療により、ほぼ健康問題ではなくなっていることを、今週のIAS 2021で研究者らが発表した。

世界保健機構は、2030年までに全世界でC型肝炎を撲滅するための目標を設定し、慢性C型肝炎ウイルス感染者の80%が治療され、2015年と比べて、新たな症例が90%減少した。それぞれの国のレベルでは、C型肝炎の撲滅は、スクリーニング、診断、治療への連結、治療の利用可能性に依存している。HIV感染者のようなC型肝炎の有病率の高い人口集団は、micro-eliminationキャンペーンにおいて優先されてきた。

データは、HIV感染があり医療の対象となっている成人と小児の98%を含む全国的なコホートから得た。研究者らは、このコホートの慢性C型肝炎の有病率は、2000~2014年の間は安定していて、4~5%の範囲にあったことを見出した。治療が急速に広まった後、2016年までに有病率が1.6%まで低下し、2019年までには0.6%まで低下した。

同性愛や両性愛の男性での有病率は、2000年の1%から2014年には4%超まで上昇したが、その後急速に低下し、2019年には0.5%に達した。薬物を注射している人では、有病率は2000年の70%から2014年には58%、2019年には12%にまで低下した。

このコホートで、2020年の終わりまでに慢性C型肝炎感染のあった人は29名のみであった。

HIVの治療にそれほど取り組んでいない人や薬物を注射している人は、C型肝炎の治療を受けないままでいる可能性が高くなっていた。

結果を発表したCas Isfordink医師は、「オランダは、HIV感染者におけるC型肝炎ウイルスのmicro-eliminationに近付いている」と結論付けた。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。

This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

当コンテンツは、英国を本拠地とするHIV情報の慈善団体であるNAM Publicationsの著作権に基づいて制作し、許諾を得て掲載しています。 記事原文については、www.aidsmap.comでご覧頂くことができます。なお、その情報の正確性、適用性、完全性については、NAMは一切責任を負いません。

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