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IAS2021 NAM

2021年7月20日

HIV感染の最も多い国々はまだ全員にドルテグラビルを推奨していない

Countries with most HIV still not recommending dolutegravir for all

Graphic from the poster showing the evolution of guidelines in the 20 countries.

2019年以降、ドルテグラビルは世界保健機構(WHO)によって、全成人を対象としたHIV一次治療の一部として推奨されているが、IAS 2021で発表された解析によると、アフリカのHIV感染の負荷が最も高い国々で、これらのガイドラインに従っているのは半数未満である。

インテグラーゼ阻害薬であるドルテグラビルは、2016年にWHOによってそれまでのものとは異なる一次治療のレジメンの一部として最初に推奨された。しかし、2018年に、ボツワナでの試験から得られた神経管欠損症(出生異常の1種)のリスク上昇の可能性に関する予備的データによって、安全性についての警告が出され、WHOは出産可能年齢の女性には、確実な避妊法が使用できる場合にのみドルテグラビルを推奨することで対応した。

ボツワナや他の場所での追跡調査のデータで、妊娠中におけるドルテグラビルの安全性についての不安が除かれ、2019年には、WHOがドルテグラビルを全成人に対する一次治療の一部として推奨した。しかし、この懸念の影響は長く続いていたように見える。

研究者らは、HIV感染の負荷が最も大きいサハラ以南のアフリカの20ヵ国が発表した治療のガイドラインを調べた。8ヵ国は、現在のWHOのガイドラインに一致して、ドルテグラビルを全員に推奨していた。しかし、5ヵ国はドルテグラビルを妊婦を除く全員に推奨し(2018年のガイドライン)、2ヵ国は、代替のレジメンとしてのみ推奨し(2016年のガイドライン)、5ヵ国は全く推奨していない。

現在のWHOのガイドラインに一致したドルテグラビルを現在推奨していない12ヵ国には、サハラ以南のアフリカでHIVに感染している人の約39%が含まれている。

この研究の著者らは、科学的な知見を政策や公共事業に結びつけるためのより迅速な過程を求めている。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。

This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

当コンテンツは、英国を本拠地とするHIV情報の慈善団体であるNAM Publicationsの著作権に基づいて制作し、許諾を得て掲載しています。 記事原文については、www.aidsmap.comでご覧頂くことができます。なお、その情報の正確性、適用性、完全性については、NAMは一切責任を負いません。

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