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IAS2021 NAM

2021年7月21日

年2回の治療薬投与はHIV治療の第一選択となる可能性がある

Twice-a-year injected drug shows promise for first-line HIV treatment

Professor Samir Gupta.

第11回国際エイズ学会(IAS 2021)で発表された小規模研究での早期結果は、実験薬であるHIVカプシド阻害剤のlenacapavirの年2回の投与は、HIV治療を開始するHIV感染者に対する併用療法の一部として使用され得ることを示した。

Indiana UniversityのSamir Gupta教授は、この研究における最初の24週での有効性と安全性についての結果を発表した。この研究では、CD4値が400を超えHIV治療を初めて開始する182名が登録された。研究開始の時点で、15%がウイルス量100,000を超えていた。参加者の平均年齢は29歳、7%が女性で、52%が黒人であった。

参加者は4つの群に分けられた。比較対照群を作るため、25名の参加者は毎日経口のビクテグラビルとエムトリシタビン/テノホビルアラフェナミド(デシコビ)内服投与を受けた。2番目の群は、52名は経口のlenacapavirとデシコビ内服投与を受けた。

残りの2つの群では、経口のlenacapavirとデシコビ内服投与を2週間受け、その後lenacapavirの腹部の皮下注射に変更した。28週の時点で、ウイルス量が50未満であればlenacapavirとテノホビルアラフェナミド単剤(52名)もしくはlenacapavirとビクテグラビル(53名)に変更した。

28週の時点で、比較対照群の25名すべてはウイルス量が50未満となった。Lenacapavir投与(経口、注射のいずれでも)を受けていた群の10名でウイルス量が50未満とはならず、全体としてウイルス抑制率は94%であった。しかし、8名でウイルス量の結果が入手できず、1名が開始2日で研究参加を中止していた。仮にウイルス量のデータが欠損していた参加者がウイルス量を抑制していたとすると、lenacapavir注射の有効性は99%となるとGupta氏は述べた。

重大な副作用はなかった。最も高頻度の副作用は注射部位の腫脹、発赤または疼痛で、11%で結節(注射部位の皮下に小さなしこり)および/または硬結(皮膚の硬化)を認めた。

Gupta氏は、この結果は、lenacapavirを注射投与のみの方法でイスラトタビルと併用する研究へと進めることを正当化してくれたと考えていると述べた。

多剤耐性HIV患者に対するlenacapavir を検討した別の研究の詳細は昨日の速報に含まれていた。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
記載されている医薬品のご使用にあたっては、必ず各薬剤の製品添付文書をご参照下さい。

This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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