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IAS2021 NAM

2021年7月21日

治療を中止した患者に対する医療従事者の複雑な感情

Mixed feelings about disengaged patients among healthcare workers

Khayelitsha, Cape Town, South Africa. Photographer: Rowan Pybus, Médecins Sans Frontières.

IAS 2021で発表された研究の1つは、南アフリカで抗レトロウイルス療法をやめる患者についての医療従事者の考え方を理解することを目的とした。結果は、医療従事者には、共感から怒りまでの範囲に至る相反する感情があったことを示した。

医療従事者の否定的な態度がHIV治療に対するアドヒアランスに影響を与えることが、研究で明らかになっている。しかし、これまでの研究は、HIV治療をやめてしまうことについての医療従事者の考え方や理解に重点を置いてはいなかった。

この研究では、研究者がCape TownのKhayelitshaにあるプライマリーケアの診療所で働いている30名をインタビューした。全員が、この診療所で少なくとも1年働いていて、中断後にHIV治療に戻ってきた人の定着を支援するために設計されたパイロットプログラムに参加している患者との交流があった。

このインタビューで浮かび上がった最初のテーマは、治療の中止は、個人の健康と公衆衛生にとって脅威であり注目に値するということであった。2つ目のテーマは、患者に対する共感で、例えば、治療の中止は心の健康の問題のような患者がコントロールできない要因によるものであることが多いことを理解することであった。

特定された最後のテーマは怒りであった。これは、治療を中止してしまった患者の医療上の要求や心理社会的な要求が大きく仕事量が増加していたこと、患者が自身の健康を優先していないと考えたことに起因していた。

この研究の著者らは、医療従事者がHIV治療を中止してしまう患者と働いたことで生じる可能性のある相反する感情をうまく処理するための支援を目的としたさらなる介入、訓練、支援を求めている。

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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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