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IAS2021 NAM

2021年7月26日

PrEPの失敗はアフリカのプログラムではまれであるが、アドヒアランスが良いにもかかわらず起こることがある

PrEP failures rare in African programmes, but some occur despite good adherence

Avatar_023/Shutterstock.com

IAS 2021で発表された研究の1つは、アフリカの4ヵ国で急速に拡大しているPrEP(HIV感染を防ぐための定期的な薬物療法)プログラムの実臨床において、PrEPを行っているにもかかわらず、HIVに感染した人の薬物濃度と薬剤耐性を調べた最初のものである。

この研究では、南アフリカ、ケニア、ジンバブエ、エスワティニでPrEPを服用していると推定される104,000名中、HIV感染例が229例見出された。過少申告がある可能性はあるが、これはPrEPを服用している人ではHIV感染がまれであることを証明していることを示唆している。HIV感染の大多数は、PrEPの服用期間が3ヵ月を超えていた人で起こっていた。

薬剤耐性の遺伝子型の決定は、適切な検体を提供した118名について実施された。これらのうち、55%には薬剤耐性の変異はなく、22%にはNNRTIクラスの薬剤(PrEPでは使用されていない)に対する変異があり、23%(27名)にはエムトリシタビンまたはテノホビル(PrEPで使用されている)に対する耐性変異があった。

研究者らは、これらの変異が、PrEPを服用した結果生じたのか、それとも、感染したHIVに存在していたのかについて確信はない。PrEPの薬剤やNNRTIに対して耐性のあった人の割合は、その地域で新たにHIVと診断された人についての以前の研究で報告された耐性率よりかなり高かった。

最も驚くべき結果は、HIVに感染したが薬剤耐性はなかった人は血中のテノホビル濃度も低い―アドヒアランスの悪さを示している―傾向にあったが、薬剤耐性のあった人はアドヒアランスが良好であるようにみえたことであった。薬剤耐性のあった群では、78%で、テノホビル濃度が1週間に4~7回服用していることと一致していた―それはHIVを予防するのに十分なはずである。

考えられる説明の1つは、アドヒアランスが悪かった、または薬剤の供給が中断した期間にHIVに感染した可能性で、検査を受けて診断された時点ではアドヒアランスが良かったというものである。結果を発表したUrvi Parikh博士は、ウイルス量が非常に多いことは感染が最近のものであることを表わしている傾向があるので、この研究では、HIVと診断された人のウイルス量を評価する予定であると述べた。

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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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