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IAS2021 NAM

2021年7月27日

女性にとってカボテグラビルの注射剤は、毎日の経口PrEPよりはるかに効果的であることをモデルは示唆

Modelling suggests injectable cabotegravir is far more effective than daily oral PrEP for women

Diagram from Dr Sinead Delany-Moretlwe's e-poster presentation.

IAS 2021で発表された研究によると、カボテグラビルの 隔月の注射は、女性にとって非常に効果的なPrEPの選択肢の1つである―また、以前の解析による報告よりもさらに効果的である可能性がある。

HPTN 084試験では、サハラ以南のアフリカの7ヵ国の18~45歳の性的活動のある3,000名を超えるシスジェンダーの女性を対象に、カボテグラビルの2ヵ月に1回の注射として投与されるPrEP(HIV感染を予防するための定期的な薬物療法)の安全性と有効性を、テノホビルジソプロキシルフマル酸塩とエムトリシタビン(TDF/FTC)を使用した毎日の経口PrEPと比較した。

試験の盲検相は、中間結果がカボテグラビルの注射剤の使用に無作為に割り付けられた女性は、毎日TDF/FTCの錠剤を使用している女性と比べて、HIVに感染するリスクが89%低かったことを示したため、2020年11月に中止された。これは、女性を対象としたPrEPの試験における今までで最も高い有効性である。毎日の経口PrEPは、男性間性交渉者では優れた結果が得られていたが、女性ではそれより効果が低いことが試験で分かっていた―主にアドヒアランスが最適ではなかったためである。

カボテグラビルに無作為に割り付けられた女性では4例の新たな感染があったが、それに対して、TDF/FTCに割り付けられた女性では36例であった。新たな解析ではこれらをさらに詳細に調べ、おそらく、投与を受けなかったことが2例を除く全感染の原因であったことを見出した。

数学モデルによる別の研究では、HPTN 084でカボテグラビルの注射剤を使用していた女性における新たなHIV感染を、以前の試験から導き出された仮定のプラセボ対照と比較した。これにより、生物医学的予防法が使用されなかった場合に予想される新たなHIV感染の発生率が予測できる。

研究者らは、TDF/FTCの錠剤とテノホビルの膣内ゲルを試験した以前の1つの治験のプラセボ群のデータを使用した。これにより、HPTN 084試験のコホートにおけるプラセボでの発生率は2.2%と推測された。これを、カボテグラビル群での発生率0.2%と比較し、カボテグラビルの注射剤のHIVの予防における効果は、プラセボとの比較で91%と推定した。

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本記事は日本国外の治療に関するニュースであり、本邦では承認されていない薬剤あるいは本邦とは異なる効能・効果、用法・用量で使用されている成績が含まれていますので、ご注意下さい。
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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

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