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IAS2021 NAM

2021年7月27日

HIV予防の研究におけるトランスジェンダーおよびジェンダー・ダイバースの人についての課題

An HIV prevention research agenda for transgender and gender diverse people

JD Davids at the 'No Data No More' press conference.

トランスジェンダーおよびジェンダー・ダイバースの活動家と研究者らは、支援団体のAVACと協力して、HIV予防の研究を彼らの現実や現在必要なものと適合させるための「No Data No More」と題する強力な声明を、IAS 2021で発表した。

世界中で推定2,500万人のトランスジェンダーの成人がおり、トランスジェンダー女性のHIV罹患率は全世界で19%である―これは一般集団の罹患率の49倍の高さである。2010~2019年の間に、トランスジェンダー女性の全世界でのHIV発生率は5%増加し、この重要な集団における新たなHIV感染を2020年までに75%減少させるというUNAIDSの目標を大きく外れた。

トランスジェンダー男性のHIVのデータは不足しているが、必ずしも自分を特定の性であると認識しないノンバイナリージェンダーの人は、統計の数字の中でさらに失われている。

声明では、HIV発生の寄与因子についての理解を改善する必要性を強調し、「トランスジェンダーにおけるHIV発生率の主要な推進要因を網羅的に特定すること―世界の国々と地域での生物医学的、社会的、構造的要因を含む」―を要求した。

彼らは、HIV予防の試験が、結果をさまざまなサブグループで解析できるように、トランスジェンダーおよびジェンダー・ダイバースの人の組み入れを改善し、トランスジェンダーの人々の関心事をHIV予防研究の中心に置くことを求めている。著者らは、このビジョンに現在従っている試験数は限られていることを強調している。

著者らは、性別適合ホルモン療法を、多くのトランスジェンダーの人々の健康と幸福の極めて重要な側面と述べ、ホルモン療法とHIV薬剤の相互作用をさらに徹底的に研究する必要性を強調している。

「No Data No More」声明の全体を通して中心となるテーマの1つは、トランスジェンダーの指導力と協力の必要性である。

共著者のImmaculate Mugo氏は、「トランスジェンダーに重点を置いたプログラムが効果的であるためには、トランスジェンダーの人―しばしば見過ごされる細部やニュアンスに気付く―がリーダーシップを発揮する必要がある。徹底的な分析結果を報告し、研究が政策やプログラムに影響を与える方法を究極的には変えてしまう提案をする」と述べた。

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This material is based on an original copyright publication by NAM Publications, an independent HIV information charity based in the UK. Permission for this adaptation has been granted by NAM. The original publication can be viewed at www.aidsmap.com. NAM cannot be held responsible for the accuracy of the adaptation nor the local relevance of the text.

当コンテンツは、英国を本拠地とするHIV情報の慈善団体であるNAM Publicationsの著作権に基づいて制作し、許諾を得て掲載しています。 記事原文については、www.aidsmap.comでご覧頂くことができます。なお、その情報の正確性、適用性、完全性については、NAMは一切責任を負いません。

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